プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

塾の教材と市販の教材

「教材費はどのくらいかかりますか」

「教材は何を使いますか」

よく問い合わせをいただきます。塾や家庭教師の業者には、悪質なものもあると聞きます。質の悪い高額な教材を売りつけることが目的の業者があります。ですから、親御さんは警戒します。心配します。

 

教材は指定しません

私は、塾教材を使うこともありますし、使わないこともあります。教材は指定していません。生徒さんの状況によります。すでに使っている市販教材や通信添削の教材があれば、それらを活用することも多いです。

生徒さんのレベルに合わない教材を与えても無駄に終わります。その子が解けない問題ばかりでは、使いようがない。そうなってしまったらもったいない。せっかく購入していただいたのに。

私の方針ですがまず、成績の芳しくない生徒さんには、教科書と学校のワークを使います。学年を遡らなければならない状況(例えば中1だけど小学校内容の復習が必要な状況)の場合は、そのための教材を提案させていただいています。

成績中・上位者の場合には、まず教科書と学校のワークを使いますが、それだけでは問題量や質が足りなくなりますので、それを補完するために塾教材を使います。普段から自分でバリバリ教科書やワークを問いている子には、最初から塾教材になります。

 

市販の問題集と塾教材

市販の、本屋さんで売っている問題集や参考書を使うこともありますが、塾教材を使ってしまう、選んでしまうことも多いです。問題の質や量、解説のわかりやすさなどを見ると、塾教材のほうが断然優れているんですよね。レベル分けが細かいものもあり、生徒さんのレベルに合わせたものを選ぶことができます。

市販の問題集は、問題数が少ないのが私の一番の不満です。「こんな量で理解できればいいけど、無理でしょ」と思ってしまいます。量をこなしてこそ知識は身につきます。

あと、金額的にみても塾教材のほうが経済的です。よく学年の始めや入塾・入会の時に一度に4,5冊(塾によっては10冊以上)購入するので、一度に1万円以上の支出になり、「高いな」と思ってしまいますが、それで1年間、徹底的に活用できれば安いものです。良心的な家庭教師や塾は、教材にそってしっかり授業してくれます。市販の問題集を独習で全部こなすのは難しいですよね。

 

教材を見ればわかることがある

もしお子さんが塾に行っているのであれば、塾の教材を見て、どれほど活用できているかを見ると良いと思います。授業に合わせて、しっかり問いていれば、お子さんは塾について行くことができている。しかし、問いていない問題が目立つ、あまりに誤答が多い、ほとんど解答を写している等の状況が見受けられるなら、塾のレベルが合っていないか、教材のレベルが合っていない、そしてその状況を塾が放置している、と考えられます。特に集団指導塾の場合、この危険があります。塾に相談してみてください。場合によっては、塾を代えたり、家庭教師に切り替えたりすることが必要かもしれません。

これから、塾や家庭教師を考えている生徒さんや親御さんは、教材についてはぜひ聞いてみてください。塾の指導レベルや生徒さんとの相性がわかることがあります。あまりにレベルが高いと萎縮します。低いとつまらなくなってしまいます。率直に聞いてみてください。

良心的な塾は、体験授業や入塾テストをすることによって、お子さんのレベルを把握し、集団指導にするのか、個別指導にするのか、教材はどうするのか、そもそも入塾するべきかどうか、をきちんと説明してくれます。結局入塾を勧めない塾もあります。それは「他のレベルの合った塾のほうがお子さんのためになる」という良心的な判断によるものです。

 

まとめ

教材は成功の大きな要素であることは間違いありませんが、それだけでは成功しないことも確かです。結局、努力が大切です。学問に王道はありません。良い教材に王道がある…ということはないのです。