読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

本当に考えたのか?

「わからなかったので、教えて欲しい」

このようにきかれますので、当然教えます。が、その前に

「考えましたか。」

 

数学の文章題で「考える」

苦手意識からか、文章題を「見た」だけで「わからない」と反応し、解答や解説を要求する生徒さんがいますが、うーん、これではいつまでたっても解けるようにはならないですね。解説を聞いて、分かった気になっていますが、「では今度は君が説明してみて」と言うと、とたんに口ごもってしまう。

まずは、問題文をよく読んでほしいですね。そこにヒントがありますので、まずはよく読むこと。長文の問題は難問のような気がしますが、そうとは限りません。

次に、問題文で読み取れることを絵(図)にしてみてください。「マンガかいて」と私は言うのですが、とにかく絵にしてもらいます。そうすると、何がわかっていないのか、何が求められているのか、がわかってきます。長文の問題も、問われていることは意外に単純であることがわかったり、知っている問題と類似していることに気づいたりします。

ここまでは、まずやってほしいですね。この2つの段階を経ていないのに、いきなり「わからん!」というのはやめてほしいです。問題文を真面目に読まず、絵も描かず、は勘弁してほしい。

 

数学の図形の問題や理科の問題で「考える」

図形の問題も同様なのですが、たとえば平行線や多角形などが絡む問題の場合、求められている角度や辺の長さ以外に、その周辺の角度や辺の長さがわかってくることがあります。であれば、その数値を図に書き込んでほしいです。

理科の電気の問題でも同様で、たとえば回路の電流、電圧、抵抗を求める問題がありますが、わかっている情報はとにかく図に書き込んでほしいですね。そうすると、答えが見えてくることがあります。

 

考えなければ、答えは出ない。

数学にしろ、英語にしろ、理科にしろ、問題はある程度パターンがありますので、それを覚えていたほうが有利ですし、そうするのを否定しません。が、どのパターンなのかを確かめるにはやはり「考え」なければならない。めんどくさがって、この「考える」というプロセスをないがしろにすると、なかなか知識が定着しません。数多く問題を解くことは大切ですが、問題を解くプロセスの「質」はもっと大切です。

家庭教師を「辞書」のように使ってほしいと思っていますが、「辞書」ではないので、質問されても、わたしはただただ教えることはしません。明らかに「この子は知っているはずだ、解けるはずだ」と思ったら、教えずに考えさせます。そのほうが力になるからです。

 

本当に考えよう、真剣に考えよう

「考える」とは「もがく」こと、と言えるかもしれません。考えに考え、苦しみ抜いて取り組んだ分、力がつきます。大いにもがいてください。