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プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

塾・家庭教師を選ぶ

テストが終わって、返却されて、点数がわかって、落ち込んで、

「さて、どうする」

となります。学年が若いうちは

「次があるさ」

となりますが、受験期が近づいてくると、塾や家庭教師に通うこと(あるいは、かえること)を考えるかもしれませんね。これまで私が経験した塾や家庭教師の事務所はどんな感じだったのか。塾・家庭教師選びの参考になればと思います。

 

どんな塾に勤めていたのか

私はこれまで、個人指導塾と集団指導塾の両方に勤めたことがあります。

 

個別指導塾

1対1から3までの個別指導でした。パーテーションで区切られた机が、12ぐらい並べられていました。普段は1コマ6-9人くらい来ていたと思います。夏期講習や冬期講習の時期はほぼ全席埋まっていて、3-4人の先生が入れ代わり立ち代わり指導していました。

授業の進め方です。まず1人目に先回の復習となる小テストを問いておいてもらい、2人目には単元の解説ページを読んでおいてもらって、3人目に宿題の誤答チェックと今日学ぶ単元の解説をして、課題を指示します。その後また1人目に戻る、ということを繰り返します。

先生方は皆アルバイトでした。「アルバイトと名のってはいけない」と指示されていましたが。大学生から主婦まで、いろいろな背景の先生がいましたね。でも、真面目な先生ばかりでした。だから、教え方も一生懸命でしたし、生徒の理解度や性格をよく考えて指導していましたね。コミュニケーションもよくとれていたと思います。時給は発生しないのに、授業の後に話し合っていました。良心的ないい人たちでしたね。私も大いに助けられました。

たまに、教務主任(正社員)の人が会議を取り決めてくださって、「こんな問題はどうやって教えようか」みたいなことを話し合いました。スキルアップに役立ったと思います。

個人指導塾が経営的に成り立っていくためにはどうしても、先生をアルバイトにして安く雇わなければなりません。1人に3人までですから。だから、どうしても質が気になります。「当たり」の先生に巡りあえればいいですが。きちんと講師の指導をしている塾だったら良いのですが、その余裕もないところもあると聞きます。塾の雰囲気にもよりますね。その点、私の勤めた塾は「当たり」だったと思います。

 

集団指導塾

1コマ15人位までの塾でした。学年1-3位が在籍する塾でしたが、特に変わった指導法はなかったです。ホワイトボードの前で先生が解説し、解くべき問題を指示する。愚直なまでにスタンダード。ただ、先生方はとにかく熱心指導。これが子どもたちに、そしてその親御さんたちに伝わっていたんだと思います。何か変わった記憶法や指導法が有るわけではないですが、それでも学年トップクラスの子がいましたし、毎年のようにトップ高合格を輩出していました。

毎週決まった曜日に会議があって、指導について塾長から指示がありました。とても参考になりました。

集団指導だと、結局学校と同じで、内気で質問ができない子やついていけない子には辛いですね。それで、この塾は個別指導部も設けていました。入塾の時にその子の性格を観察し、志望校や親御さんの要望を聞いて、集団にするか、個別にするか判断していました。個別はどうしても授業料が割増になっていましたが、その点は親御さんと話し合って、理解していただくようにしていましたね。決して儲け主義に走らず、その子のために良心的にコース設定していました。

あと、この塾はきれいで、質素だけどすてきな内装でした。ここで勉強したら成績が伸びそうだ、と大人も思える塾でした。

わたしはこの塾の影響を強く受けています。今は、家庭教師ですが、もし塾を開くことがあったら、この塾をイメージします。

 

塾と家庭教師との比較

どちらにもメリット、デメリットがあります。

わたしは今家庭教師をしているので、そのメリットを活かした指導をしたいと思っています。それは、オーダーメイドで指導できること、だと思っています。内気な子、質問が苦手な子に親身に寄り添って指導し、成績上位を目指す子には手応えのある問題を与え、成績が芳しくない子は自信を持たせる指導をする。これが、臨機応変にできるのが家庭教師の一番いいところだな、と指導しながら感じています。

指導法、勉強法って、千差万別、十人十色です。普遍的な、万人にあてはまる勉強法の決定版なんてない。その中で、子どもたちとともに模索しサポートするのが、家庭教師の務めだ、と思っています。