プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

「クビになる」のが目標

塾講師や家庭教師を続けてきましたが

「クビになる」

のが目標です。

 

意味

家庭教師を生業にしていながらショッキングな目標ですが、消極的な、自虐的な意味ではありません。生徒に

先生がいなくても、もう自分でやっていけるよ

と言ってもらえるようになることが目標、ということです。そう言われてクビになったことはないですが、もし言われたら甘んじて受け入れます。先生がいなくても生徒がやっていけるなら本望です、ホントに。

 

わたしはもともと塾や家庭教師には否定的

これまたショッキングなカミングアウトですが、わたし自身は学生時代に塾に行ったことがなく、家庭教師をつけたこともありません。むしろ、自分で勉強できるようになることが大切だと考えていました。誰かに教えてもらう、という行為は学校で、あとは自分で勉強する、これができなければ力がつかない、だから塾や家庭教師なんか必要ない、と意地はっていました。

というのは、塾では知識は教えてくれるが、勉強法は教えてくれない、と思っていたからです。中学の間は塾のおかげで成績上位だったけど、高校に行って塾に通わなくなった途端、成績が急降下という子がいますが、それは知識だけが詰め込まれて、自分で勉強する力をつけなかった子に見られる現象です。今は勉強法を重視する塾や家庭教師も少なくないと思います。

 

自分で勉強できる力

わたしは自分が塾講師になって初めて、学生時代の自分の勉強がいかに的外れで、不足していたか、ということに気づきました。もっと素直になって、大人に意見を求めたり、教えを受けたりすれば良かったかな、と反省しています。それでもやはり、試行錯誤して自分で勉強法を探し、愚直なまでに机に向かって、ああでもない、こうでもないと考えながら勉強に取り組むことが最も大切なことだ、と思っています。それは自分で勉強する力をつけるからです。そして、その力(習慣とも換言できる)は一生モノになります。

受け身な態度でしか勉強できない子は、将来が心配です。人生必ず挫折する時が来る。自分のふがいなさを痛感する時が来る。限界を思い知る時が来る。そのとき、状況を打開するために行動を起こせるか、試行錯誤できるか、あきらめずに目標に向かって突き進めるか。学生時代の勉強はそのためのトレーニングと言えるかもしれません。

 

勉強を教えない家庭教師

生徒は自分で勉強法を確立していて、何も言わなくても黙々と勉強に取り組んでいく。先生はときどき、生徒のわからないところを教えたり、ふさわしいペースや資料、問題を提案したりする。そうなっていくのが、わたしの理想です。一から十まで知識を教えていくのではなく、勉強の仕方、取り組み方を教えたいと思っています。

そして、最終的に

先生がいなくても、もう自分でやっていけるよ」

と言ってもらえたら、最高です。