プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

北海道の中学生なら学習点とランクが気になるはず

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他の都府県のことはあまり存じないのですが、北海道の公立高校の入試は学習点と学力点を総合的に判断して合否が決定します。学習点とはいわゆる内申点のことで、通信簿の評価に基づき算出します。またこの点数を20点ごとに区切って、AからMまでランク分けされます。ランク分けは以下のとおりです。()内は学習点です。

A(315~296)  B(295~276)  C(275~256)  D(255~236)

E(235~216)  F(215~196)  G(195~176)  H(175~156)

I(155~136)  J(135~116)  K(115~ 96)  L( 95~ 76)  M(75) 

学力点とは、入試本番の点数のことです。

今回は学習点とランクについての話です。

どこまで挽回可能なのか

学習点の算出方法は以下のとおりです。

中1学年末・9教科合計×2 + 中2学年末・9教科合計×2 + 中3学年末・9教科合計×3

中1から中3までオール5であれば、5×9教科で1学年合計45点ということになるので

45×2 + 45×2 + 45×3 = 315 Aランク

オール3であれば、3×9教科で1学年合計27点となるので

27×2 + 27×2 + 27×3 = 189 Gランク

となります。

中3は9教科合計×3となっているので、中3で頑張ったら点数がグッと上がるような気がします。1,2年サボった人が、中3で学習点をかせいでランクを上げることは可能なのでしょうか。どこまで挽回可能なのでしょうか

たとえば中1,2の間オール3の成績だった子は中2末ではGランクです。その子が中3でオール5をとったらどうなるか。

27×2 + 27×2 + 45×3 = 243 Dランク

Dランクまで挽回可能、3ランクアップ可能ということですね、計算上は。でも実際はこれほどの挽回は難しいです。仮に、中3で4が5つ増えたとすると中3の通信簿の点は3×4+4×5=32となりますので

27×2 + 27×2 + 32×3 = 204 Fランク

となります。オール3だった子が4を5つ増やすというのは相当大変ですが、それでもランクは1つしか上がりません。

それで現実的に考えて中3でランクを上げようとしても、せいぜい1ランク、良くて2ランクといったところです。

生徒によってはあきらめムードに

成績トップ校はAランクやBランクの子しか合格のチャンスはありません。というより、AランクやBランクの子しか受験資格はない、という言い方のほうが正しいです。Cランクの子は得点力を上げて入試当日の学力点で勝負するしかありませんが、相当のリスクがあります。

ですから、中2末時点でDランクの子はその時点でトップ校の受験資格はほぼない、と言えます。これが現実です。もちろんどんなランクの子でも可能性はゼロではありませんが、中3の受験生生活のスタートはかなりキツいものになります。

家庭教師を生業にしていますので、子どもたちの「夢」をかなえるお手伝いをしたいのですが「現実」も見つめなければなりません。つらいところです。

だから中1,2の普段の定期テストが大切

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中1,2の子がヘラヘラしながら、上位校受験を目標にしていることを言うことがありますが、ご家族で上に記したような計算をして、果たして受験資格そのものを得ることができるのか、ぜひ検討してみてください。早いうちに、です。

夢を語ることができるのは中1,2でしっかりと努力した人だけなんです。

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