読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

アクティブ・ラーニングに取り組む

アクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニングとは何なのか。

進んで学んでいく「主体的な学び」

仲間と学んでいく「対話的な学び」

学んだことをより深く理解していく「深い学び」

これらの考え方を取り入れた学習方法をアクティブ・ラーニングという。

2020年度から実施される新学習指導要領に取り入れられる方針(略)…

NHK Eテレ 「ウワサの保護者会」HPから引用)

www.nhk.or.jp

この学習法の導入で大学入試も変わり、生徒の主体性や意欲などが評価される仕組みになると言います。

2020年は間近です。あっという間です。今の新中3が大学受験の時に大学入試改革です。どう備えますか。

アクティブ・ラーニングとは主体的な学び

f:id:classroom-sapporo:20170324231752j:plain

 

アクティブ・ラーニングの説明には「主体性、多様性、協働性、思考力、判断力、表現力という言葉がよく登場します。受け身ではない主体的な学びです。今までの学習スタイルと全然違います。どう対応しますか。

まず第一段階として、自分の考えたこと、理解したことを表現することに慣れる必要がありますね。わたしはよく生徒たちに、問題を問いてもらったあと、どうやって解いたのか、なぜその解き方にしたのか、根拠や理由を説明してもらっています。自分で説明できることは頭に残りやすいですし、曖昧な点がなくなって知識が確実なものとなります。友達に教えると自分の勉強にもなる、とよく言いますよね。この行為自体はアクティブ・ラーニングとは言えないのかもしれませんが、「取り掛かり」にはなると思います。

先生のリードの仕方

f:id:classroom-sapporo:20170324232007j:plain

先生(親)は自ら結論づけるような意見を述べてはいけません。それは押し付けになり、子どもたちの自由な発想を阻害します。「先生(親)」の発言力は大人が思う以上に子どもには圧力になります。むしろ、子どもたちに説明や意見を自由に求め、引き出していかなければならないですね。そのためにできることは何でしょうか。

それは「質問」です。

質問の使い方

質問にはいくつか種類があります。よく言われるのが5W1Hと言われるもの。

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)そしてHow(どのように)

この中で一番むずかしいのはどの質問でしょうか。それはWhy(なぜ)

f:id:classroom-sapporo:20170324232241j:plain

です。「相手の見解を知る質問」と言います。他の質問は資料を読めば(たいていは)答えられることなのですが、「なぜか」は調査と自分の見解をまとめないと答えられない。だから難しい。しかし、これを引き出さないとアクティブ・ラーニングにはなりません。

日本の教育は「なぜか」を考えさせませんでした。先生が「なぜか」の答えを言ってしまって、それを子どもたちは記憶しました。それが教わる、ということになっていて、それを重視していました。しかしこれからは(といいますか今すでに)「なぜか」を「考える」こと自体が大切だ、ということですね。

と言ってもいきなり「なぜなのか。自分の考えを言ってごらん」と子どもたちに言ったところで上手に答えられないかもしれませんね。小学生はともかく中学生、高校生は苦手な子も少なくないでしょう。(意見を言うのは小学生のほうが得意なことが多いですね。ちなみに大人ほど自分の意見をいうのは苦手です、日本人の場合。)そこで、まずWhy以外のWの質問、つまりWhen(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を)と How(どのように)を多用して、答えることに慣れさせていきましょう。最後にWhy(なぜ)を使って見解を聞き出すのです。

この順番で聞くことには論議がそれるのを防ぐ効果もあります。いきなり「なぜか」「どうしてか」ときくと、相手は今までのテーマとは全く違う方向の意見を全く自由に述べてしまうことがあります。しかし、まずWhy以外のWの質問をした後でWhy(なぜ)ときくと、そのテーマで答えるんだなと相手は自然に認識します。自由に意見は述べますが、論議の方向はあまりそれさせたくないですね。

そして質問の答えを必ず褒めます。決してバカにしたり、シカトしたりしません。褒められ、受け入れられたこと、それが一種の「成功体験」になり、意欲を高めることになるからです。

家庭教師としても取り組みます

上に述べたことを家庭教師の指導にも積極的に取り入れていきます。近い将来にはアクティブ・ラーニングに特化した指導をしても良いとも思っています。ご関心ある方はご連絡ください。

それにしても2020年度とは…。わたしも頑張らないといけません。あっという間です。