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プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

家庭教師初心者が感じるであろう教えることの難しさ

家庭教師 理解力 大学生 アルバイト 初心者

家庭教師は大学生に人気のアルバイトの一つですが、初心者の人は「人にモノを教えるって難しいな」と感じると思うんですよね。わたしは今でも感じていますが。

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理解力って人によって違うという事実

一生懸命説明するんだけど理解してくれない、場合によっては日本語が通じない、と感じることがあります。ある子には「わかりやすい」と言ってもらえる説明が、別の子には全くピンとこない、ということはしょっちゅうです。理解力や読解力は人それぞれ違うんですよね。「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが「十を聞いても一を知ってくれているかな」という感じの子もいます。

なぜこんなことが起こるのかな、と思うのですが、聞く人の興味というか気持ちというかハートというか、メンタルの部分が理解力に影響をあたえるのかもしれません。ハートが話していることに食いついてくれないと、頭に入っていかないですね。

興味を持って理解してもらえるようにと、iPadを使ってビジュアルを駆使した説明をした後、「何か質問ありますか]と尋ねたら「それ(iPad)はどこで売っているんですか」ときかれたという経験をきいたことがあります。その人説明よりもiPadに心が向いていたんですね。説明は頭に入っていかなかったようです。生徒たちとこんなチグハグなやりとりをすることはよくあります。

自分が理解するように子どもたちは理解しない

受験戦争をくぐり抜けた大学生の皆さんは、知識が豊富で、意欲もあって、受験の経験もありますので、その点は大いに活かしてほしいと思います。が、目の前の生徒の理解力は、先生であるあなたと同じではありません。その点は理解しておいてほしいと思います。頭のいい大学生が良い先生になれるとは限りません。親御さんもこの事実を知っておいてほしいですね。

いわゆる一流の大学を出た大学生の先生は、それなりの理解力を持っていて、理解力を持った友だちと、進学校と言われる高校や予備校で学んできたはずです。だから、人の理解力を高く見積もってしまいがちです。自分も周りに人も理解力があるので。そんな先生が成績不振の子どもの理解力を知ると、びっくりしてしまいます。その指導は無理とは言いませんが、大変です。

ではどうすればよいのか、ということですが…先述したようにまずは「ハート」をつかむこと。少しでも興味を持ってもらうように、自分の言うことに関心を持ってもらうようにすることを当面の目標にします。

教え始めはとりあえず小さな成功体験を味わってもらうと良いかもしれません。わたしは、直近のテストで1科目でも点が上がることを目指します。成績不振の子はそもそも勉強をまったくしていないという子が多いので(成績中位の子でも勉強量が足りないことが多いです)ポイントを絞り、勉強量を増やすと、10点、15点はポンと上がります。その体験で「勉強すれば成績は上がるんだ、へえ~」と感じてほしいんです。それを積み重ねていくとハートがだんだん先生の話に食いついてきます。信頼感も増していきます。勝負はそこからです。

その後はなかなか成績が上がっていかない、ということもあります。それが普通で、そこからは先生の教えの術を駆使することが必要です。「この子の理解力はどんなものなのか、どういう教え方をすれば興味を持つか、どうすればこの子にとってわかりやすくなるのか」よく考えます。学問に王道はありませんので、どんな塾でも家庭教師でも成績上昇にはある程度時間がかかります。この点、親御さんの理解も必要になります。良いコミュニケーションを図ってください。

また、一方的な講義型の教え方は退屈します、まちがいなく。ですから、会話型の教え方を身に付けましょう。これは必須です。この点、アクティブ・ラーニングについて調べるとたくさんのヒントが得られます。この教え方は、ハートを掴みます。わたし自身は経験を積み重ねるうちに、いつの間にかこの教え方になっていました。

 

classroom-sapporo.hatenablog.com

 

ベテランの家庭教師は教え方をいろいろ知っていますので、尋ねてみても良いでしょう。教え方は技術です。技術はたくさん身に着けましょう。ブログなどで教え方を公開してくださっている先生はたくさんいます。わたしもよく参考にしています。

まずは生徒に関心を持つ

片手間で家庭教師のバイトをしている大学生がいることは事実です。依頼する親御さんは藁をもつかむ思いで必死なのに、いい加減な対応しかしない先生がいます。それはもう「悪」ですよ。もし大学生で家庭教師を始める方がいらっしゃれば、ぜひ生徒に親身になってください、心から関心を持ってください

わたしも自分がいい加減だと思われないよう精進します。