今日の指導の様子を報告します。(上の写真は関係ありません)
子どもたちのハートを見る
1コマ目は中2の女の子を指導しました。当初は週2回で5教科を指導していましたが、どの科目も中途半端になりそうだったので、基本的に数学と英語を指導し、テスト前に理科と社会にも取り組む、という方式に変えました。
新学期も始まり、新鮮な気持ちになっているようで張り切っている様子だったので、今日は予習もできるのではないかと感じ、中2の数学の「式の計算」のさわりをやってみたのですが、残念ながら「難しい」という反応。テンションダウン。最初の5分で中1の復習に切り替えました。もともと数学の苦手な子でこれまでは復習や補習を中心にしていたので、予習は初めての試みだったのですが、時期尚早でした。
中1の復習はテキストの最初の方のページにありましたのでそこを活用しました。思いのほか良い出来で、驚きました。一緒に喜び、お互いに今後に期待を胸を膨らませました。
その日その日の子どもたちの「ノリ」というか「やる気」というか、ハートを見ているつもりです。それが整ってくるまでは授業は進めないですね。すぐにノッてくればすぐに進められますが、ぐずぐずしていたらまずはカウンセリング状態になります。これは大事なプロセスだと思っています。
家庭教師を呼ぶくらいだからやる気のある生徒ばかり、とは限らないです。子どもも大人と一緒で、調子のいいときと悪い時がありますから、そこを見極めてやる気を引き出すのがプロだ、と自分に言い聞かせています。
「やる気」を引き出す
2コマ目は中3の女の子を指導しました。前回指導時の理科の宿題の解説がまだだったので、それをまず行いました。中2の学校のワークを用いて体の仕組み(消化など)の復習をしました。理科の指導が始まったのがつい最近なのですが、始めた途端にテストの点数が上がったので本人も手応えを感じています。だから、とてもやる気を感じます。
そのあと数学の連立方程式の復習をしました。半年前は全くできなかった連立方程式が今では分数や小数、カッコの混じったものまで解けるようになりました。素晴らしい進歩です。
「わかる」体験が増えると自然に「やる気のスイッチ」が入りますね、どこかの塾ではありませんが。その塾でどのように指導しているかはよく存じませんが、一度スイッチが入ると本当に授業がやりやすくなります。上手な先生は「やる気」を引き出すのが本当にうまいですね。これは経験がモノを言う。
指導に大切なのは
子どもに教える時に大切なのは、わかりやすく、とか、ていねいに、とか、くわしく、とかいろいろな要素があると思いますが、それより前に、モチベーションを上げることだと思います。それがないと何をやっても無駄に終わります。
今日の子たちは、だんだんモチベーションが上がってきました。これからが楽しみです。