プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

宿題をいつやるのか

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一週間に一度、あるいは二度の指導をしていると、先週とおんなじことの繰り返しになっている、と感じることがあります。そうなってしまう子に共通していることがあります。

 

宿題の取り組み方に問題がある

宿題の目的の一つは、学んだことの定着にあります。これに真面目に取り組まないと、いつまでも学んだことが身につかない、ということになります。

エビングハウス忘却曲線」という研究があります。ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスの発表した研究で、人が時間の経過とともにどれだけ忘れるかを数値化したものです。それによると、人はわずか20分で50%近く忘れてしまい、1日で70%近く忘れてしまいます。1週間後には約75%、1ヶ月後には約80%忘れている。ということは、もし全く復習しなかったとすれば、4月に習ったことは6月の定期テストのときにはほぼ忘れてしまっている、ということになります。

特に1週間後には約75%忘れている、という点にも注目します。週1回指導で、前回の指導から1週間近くたって、指導の直前にあわてて宿題をしているとすれば、その子は前回の内容を約75%忘れた状態で宿題をすることになります。当然、宿題は分かりにくくなっているでしょうね。

そういう子は、指導の最初に「宿題できなかった、わからなくなった」と言ってきます。もちろん、説明して理解を確かめて、改めて問いてもらいますが、「先週やったよなー」って気持ちです。

確かに真面目にすぐに宿題やったんだけどわからなくなったんだ、という子もいます。そういう子がいるのはよく理解できます。人の能力はみな一様ではありませんし、トレーニングすれば、必ず能力は向上していきますから、その点は慌てる必要はないです。

ただ、宿題を1週間後に慌ててやっているのは、いただけませんね。次の週もまた「宿題できなかった、わからなくなった」になり、また説明。同じことの繰り返し。指導進度は遅くなり、テストに間に合わなくなります。

宿題は早目に取り組む

宿題は、指導後なるべく早く取り組むと、効率が上がります。学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻る、という研究結果もあります。

家庭教師は、週1回あるいは2回指導がほとんどです。この学習システムを最大限活かすには宿題に真面目に取り組むことが不可欠です。人間は1週間後には約75%忘れてしまっているのです。

 

この記事を作成するにあたって、以下の記事を参考にさせていただきました。

ryugaku-kuchikomi.com