プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

通信添削や塾でタブレットを上手に活用できるのか

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タブレットを使った勉強がテレビで宣伝されています。通信添削でも取り入れているところが多いですね。わたしもスマホタブレットを上手に活用することには賛成です。きっと勉強は捗ると思います。スマホについては記事を書いたことがあります。

 

classroom-sapporo.hatenablog.com

ですが、タブレットを持てば勉強ができるようになるわけではありません

タブレットがあれば成績は上がるのか

タブレットを通して授業を見たり、問題に取り組めたりすることができる塾や家庭教師さんがいます。有名講師のわかりやすい授業がいつでもどこでも見ることが可能なので、便利ですね。わたしの学生時代にこんな機器があったらどれほど楽しく勉強できただろう、と思ってしまいます。

タブレットは教材の一部だと思います。つまり、参考書や問題集のビジュアル版です。ともすると無味乾燥になりがちな書籍のタイプの学習教材をわかりやすく、時には面白くしてくれます。

ですが、もともと勉強に消極的な生徒が、タブレットを手にした途端、勉強に取り組むようになるかというと、それには大きな疑問符がつきます。そこまでの人の意識を変える力はタブレットにはないです。これは断言できます。

参考書や問題集に取り組む積極的な姿勢のある生徒が、さらにわかりやすさやレベルアップを求めてタブレットを活用するに至る、ということはあり得ると思います。が、そんな姿勢のない生徒は、タブレットを持って授業を見ても、眺めるだけで退屈でしょう。

タブレットスマホの使い方は親の世代よりも子どもたちのほうが慣れている、だからその効果を過小評価してはいけない、と言われます。その効果を見込んで学校でも活用され始めているのだと思います。でも、その効果も自動的に生まれるわけではありません。子どもにとってタブレットは、どちらかというとゲームやSNSのツールであり、勉強の道具ではないのです。

まとめると、タブレットを持った『だけ』では成績は上がらない」と言えます。

タブレットだけでスケジュール管理はできない

勉強時間を知らせてくれるタブレットがあります。スマホでもありますね。電子機器にとってはスケジュールを知らせるのは簡単な機能です。

ですがこれで子どもが計画的に勉強するようになるかというと、これまた大きな疑問符がつきます。タブレットが勉強時間をアラームで知らせてくれても、うるさがられてスイッチを切られるのがオチです。実際、そんな生徒を見たことがあります。

まとめると、タブレットがあるからと言って、スケジュール管理ができるわけではない」と言えます。

結局生徒の意識次第

参考書や問題集の一部として、あるいはスケジュール管理ツールとして、タブレットは有効ではありますが、それをうまく活用できるかは結局、生徒次第です。生徒の勉強に対する姿勢が積極的になっている必要があるのです。それを励ますのは、先生や親御さんの役目ですね。

それで、成績が芳しくなく、やる気もない子のモチベーションを上げようとして、タブレットなどの電子機器で釣って勉強させる、というのは無駄になるでしょう。その費用と時間で、学校や塾の先生や家庭教師から、直接学ぶほうが良いと思います。

学習ツールは昔からいろいろものが提案されてきました。まるでおもちゃのような実験機材が付録となっている雑誌とか、ユニークな文房具が特典で付く通信添削とか。でもそれらをうまく使えたか、それで成績が本当に上がったか。親御さんはぜひ思い出してみてください。

タブレットはとても良い教材になり得ます。わたしは否定しません。むしろ活用したいぐらいです。でも、使うなら生徒と直に向き合った授業の時のツールとして使います。タブレットにすべてを委ねることはできません。