プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

成績の向上は教科書を読むことから

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 教科書は基本です。教科書を読まない勉強はあってはならないし、教科書を理解していないのに、問題集を解くのはつらいですね。

意外というか、やはりというか、なおざりにされている教科書

 学校の先生の教え方には色々なタイプがあって、とにかく板書しまくる先生や、板書は一切せず読んで説いて聞かせる先生、プリントを用意している先生などがいます。先生によってはほとんど教科書を開かない先生もいて、そのためか生徒たちに「今学校では教科書のどのあたりをやってるの?」ときくと「わからない」と衝撃的な答えを言うことがあります。うーん、これはマズイかな。

まずは教科書を読もう

 当塾では、どの教科でもまずは教科書を読むことを勧めています

 数学では教科書の例題、問いを「解ける」ようにしてもらいます。「解く」こと自体は学校でもやっていると思いますが、「解ける」段階までには到達したい。つまり、自力で正解を導き出せる、ということです。国語は、文章を読んで、わからない言葉は辞書で引いて意味を確認し、内容の要約をしておく。英語なら、単語の暗記はもちろんのこと、簡単な文法の説明、英文和訳ができるまで。理科、社会も同様で、内容を読み込んで簡単に説明できる段階に。

 教科書の内容を把握してはじめて、他の問題集やワークに取り組むことができます。教科書がわかれば、ワークの問題は大概は解けます。準拠しているはずですから。

 それでもわからなければ先生の説明をよく聞きましょう。質問してみましょう。ただ、教科書をまったく読まないまま、ワークに取り組み、「わからん!」ではそれは当たり前です。「まず教科書を読め!」というのがその答えです。

 考えてみると、入試問題はまずは教科書の内容を基にして作問しているはずです。先生のプリントや板書ではありません。塾の教材でもありません。ですから、教科書を読まないで入試に取り組むことはありえないのです。

 特に高校生は教科書をしっかりと読むことが大切だと、私は思います。大学入試の問題を見ると、出題者は教科書を読み込んで作っていることが分かります。難関大学の入試でも教科書さえ理解していれば解けます。もちろん、すみずみまでよく読み込むことが不可欠ですが。

国語が大切

 残念ですが、教科書を読むように勧めても「何が書いてあるかわからない」という生徒がいるのもまた事実です。それを見るたび、聞くたびに、国語力の大切さを痛感します。それで、小学生の皆さんは特に、国語、読み書きの力をこつこつと鍛えることを怠らないでほしいです。これは本当に成績に響きます。

 1日1問、10分で良いので読解問題を解くと良いですね。本屋さんでうすい問題集が売っています。1学年下の問題集を毎日のように解くと、「読み慣れ」が生じて、読んで理解することに抵抗がなくなってきます。これが後に教科書を読んで理解することにつながってきます。

 中学生にもお勧めしたいですね。

急がば回れ

 焦って、あちこちの問題集に取り組むよりも手元にある教科書とワークにまず取り組むのが、実は一番の成功の近道です。自分の机の周りを整理して、今そこにある教材から取り組んでみてください。