プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

やる気スイッチはどうやって探すか

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以前にも「やる気」や「モチベーション」についての記事は書いたのですが、改めて考えてみました。

やらされ感があるうちは成績は向上しない

勉強を「やらされている」と考えているうちは、どんなに熱心に教えてもなかなか「響きません」。これは虚しい真実です。勉強の量を増やしても、質を向上させたとしても、やらされていると考えている生徒にとってそれは、ただのノルマにしかならず、あまり頭に入りません。やらないよりマシかな、くらいの成績で終わります。

また、嫌なことからとことん逃げてやり過ごしてきた子も、同様の傾向があります。嫌な科目や単元は、テンション落としてイヤイヤながらとにかくやりゃあいいんだろ、と投げやりになって勉強していますから、態度も悪く、頭に入らず、成績も当然悪い、という結末になります。

まずは話を聞くことから

それでどうするのか、ということになりますが、まずは生徒の話を聞くことから始まります。問題に取り組んでもらって、わかる楽しさを感じて欲しいのが第一ですが、その段階に至るまでも大変な時は、勉強はさておいて、生徒の話を聞くことがあります。

生徒の話も聞かないでやる気だのやる気スイッチだの見つかるはずはありません。こちらの経験を一方的に語ったところで、それが生徒の関心と関連がなければ、無視されて「それで何?」で終了です。それでまずは話を聞いてみます。

何が好きなのか、嫌いなのか、なぜなのか、いつからなのか。将来目標とすることがあるのか、憧れの職業はあるのか、部活はどうなのか、学校の様子は、などいろいろなことを聞きます。その話の中に、やる気のヒントが見い出せることがあります。

何が苦手かを特に聞きたくなるのですが、意外に「何が好きなのか」の答えにやる気のヒントがあります。得意なことと苦手なことをいかに結びつけるか、を私は考えます。

ハードルは低く。飛べたら大いに褒める

 人には「承認欲求」があります。誰でも「よくやってるね」と言って欲しい気持ちがありませす。嫌なこと、苦手なことをその生徒なりに頑張っていることがあります。それでも出来ないことが多いのですが、それを責めたらやる気がますます失せます。とにかく、「出来た」という感覚と「褒められ体験」を積み重ねなくてはなりません。

ですから、できるところまでハードルは低くする。そして、飛べたら大いに褒める。なんだ、できるじゃない。すごいなー。もし間違えても、いっしょにわかっているところまで戻って、わかっていたところを褒める。とにかく褒めることのできる箇所を見つけて褒めます。すると誰でも、大人でも気分は良くなります。

嫌いな科目や単元に対する前向きな気持ちを少しずつ培ってもらいます。

やる気スイッチが入ったら

やる気スイッチがすこしでもオンになったら、頭に入り始めます。そうなれば勉強が実になってきます。逆にいうと、その段階にないうちは何をやっても、ザルで水をすくうように、時間をかけても無駄になります。

遠回りのようでも、勉強以外のアプローチで、モチベーションを高めるヒントを掴む工夫をするべきだ、と思います。

ですが悩ましいことに、この「やる気」を引き出すことに関しては、定番の、決定打となる方法があるわけではありません。生徒の個性も千差万別なので、本当に難しく感じます。また、勉強をしないで、生徒の話を聞くにも時間的な限界があります。

とにかく、生徒に寄り添って、熱心指導です。頑張ります!