プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

国語は全科目の基本

 教科書や参考書に書いてあることを読もうとしない子が多いです。すぐそこに解き方が書いてあるのに「わからーん」と言ってきます。

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そもそも文字が読めない

これは驚くべき事実なのですが、漢字はおろか、ひらがなやカタカナを読むのに苦労している子が少なくありません。小学校中学年になっても、です。(もちろん何らかの学習に関するハンディキャップがあるわけではありません。)親御さんは、お子さんがひらがなカタカナを読めるのか、確かめていただきたいと思います。小2くらいの国語の教科書が読み書きできるかを確認なさってください。

読めなければ理解できないのは当たり前です。国語の教科書が読めなければ、算数の文章題は解けませんし、理科・社会もさっぱりでしょう。イメージとカンで勉強しているのだと思います。

急がば回れ」で、小学2年くらいを対象とした問題集に取り組むことをお勧めします。私は清風堂書店さんの「小学国語習熟プリント」などを使っています。

語彙力が不足している

読めなければ、語彙力も恐ろしく低くなります。擬態語、擬音語もうまく使えません。「のんびり」って何?とか「もくもく」ってどんな感じ?わからん?という具合です。学校の先生の説明や板書もわからないでしょうね。

解決策として、よく「本を読みなさい」と言われます。これは確かに有効だと思います。が、興味のないものを読むのは苦痛でしょうし、意味がわからないものを読もうとしても読めないでしょう。

そこで思いっきりハードルを低くして、絵本から始めることをお勧めします。小学生だけでなく中学生にもお勧めしたいです。いくらなんでも絵本は読める、プライドにさわるということでしたら、漫画でもOKです。今の子どもは漫画も読まず、読めない、ということがよくあります。せめて漫画でも読んで欲しいです。今は図書館や学校図書室でも読めます。

最近は、動画ばっかり見ている小中学生が本当に多いです。この功罪について、これが子どもの学力にどんな影響を与えているかについては、検証したことがないのでよくわかりません。が、読む量は確実に減るでしょうね。

読む習慣があるとじっくり考える

冒頭で記しましたが、解説や例題を読もうとも見ようともしない、調べようともしない子は読む習慣が不足していますじっくり読んで考えたり、自分がすでに持っている知識と比較考量したりすることの益や大切さがわかっていません。めんどくさいんでしょう。成績が上がる子はこれができます。上がらない子は読んでもいないのに「わからーん」と喚くだけです。問題解決を他の人に求めてしまうのです。

でも読んで考える習慣があれば、問題解決の能力を向上させることができます。これは他教科の成績向上にも影響を与えます。

国語力はやはりすべての基本

答えだけを求め、思考のプロセスを軽視する人は、今後社会に取り残されてしまうでしょう。答えを出すだけだったら、コンピュータやAIでも可能です。思考して、コンピュータやAIを「使う」側に立たないと、取り残されます。

国語を学び、思考する能力を培うことは、社会人としてのスキルアップに欠かせないと私は思います。