プロ家庭教師の考える「力のつく」勉強法

札幌のプロ家庭教師が、これまでの指導経験と勉強法に関する考えを公開します。

2020年度中学入試結果

タイトルの通りですが、ある生徒の中学入試の結果が出ました。

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北嶺中学校札幌日本大学中学校スーパーアクティブコース合格

素晴らしい結果が出ました。本当によくがんばりました。最後の最後まで、気を抜くことなく、思いっきりやり遂げました。

塾や学習法の良し悪しはあるのか

有名学習塾や通信教育のメソッドが数多くありますが、どれが良いとか悪いとか、そんな評価はできません。強いて述べるとすれば「どれも素晴らしいです」。

だから、勉強するお子さんにその塾が「合うか、合わないか」が大切であり、メソッドの良し悪しは、考えなくて良いと思います。実績のある塾、メソッドは、良いと主張できるだけの「数字」がたくさんあるでしょう。

それで、ひとたび塾(勉強法)を選んだら、とことん頼って、がんばってついていくことが肝要です。

結局「質」よりも

塾の質が良かったから合格するのか。結局、成績向上にモノを言うのは「質」よりも「量」だと思います。演習量、時間数、努力の量、とも言い換えられるかもしれません。

有名塾で10題問題を解くよりも、独学で50題解いたほうが力がつきます。基礎を固めるときも、応用力をつけるときも同様です。ですから、私はとにかく問題をたくさん解いてもらいます。

勉強はスポーツに似ているところがあります。反復練習があるからこそ試合で実践できます。理論を知っていたって、それを実際に実践したことがなければ、試合で動けないですよね。勉強も結局、普段から反復演習をしていなければ、試験で実践できないのです。

そして、誰よりも多く問題を解いた者が、「慣れ」ているとともに「自信」をもっている。

「ここまでやったんだ」

「これ以上はやれない」

「自分以上に勉強した人はいない」

勝者のメンタリティーとでも言うのでしょうか。結果が出る人って、こう言えるほど一生懸命やっている、ということでしょうね。このメンタリティーを究めている人は緊張しないそうです。

今年合格した子も、とにかく量をこなしました。その結果、模試でも上位に位置するようになりましたが、それでもとことん量をこなし、余裕が生まれるまで突っ走りました。

もちろん受験生は小学生で、人生経験も乏しいですから、相当の緊張感だったでしょう。その中でも合格にたどり着いたのは、誰にも負けない「量」をこなしたことによる「自信」があったからではないかと思います。

スタートは早い方が良い

「絶対量」が必要である以上、時間が必要です。そのためにも、受験のスタートは早い方がいいですね。国立・私立中学の受験をお考えでしたら、なるべく早い段階で学校の説明会に参加したり、その学校の在校生、卒業生の意見を聞いてみたりすると良いでしょう。早ければ早いほど、精神的な負担(プレッシャー)を少なくて済みます。

学校にもよりますが、遅くとも小5から意識して勉強するべきだと思います。

素晴らしい経験

賛否両論ありますが、わたしは中学受験は素晴らしい経験になると思います。結果も大事ですが、それに取り組み、やり遂げるのは相当の努力と覚悟が必要だからです。

元来、中学は義務教育ですから、受験しなくても公立中学校に行けるはず。そこをあえて受験に挑むのです。

地域によりますが、たいていほとんどの子は公立に行きます。受験の意識なんてない。公立小学校では、受験を意識した指導はほとんどない。高校受験は大部分の子が意識し、学校もそれに向けた指導をするので、この点、中学受験と大きな違いがあります。だから、高校受験生と違い、中学受験生は、学校の少数派となって受験勉強をしています。ときには挫けそうになり、ときには批判を浴びながら。「中学受験に意味あるの?」「落ちたらどうするの?」「無理じゃない?」こんな意見やささやきが耳に入る。こんな生活を2年ほど続ける。

これを乗り越えるのは、素晴らしい、というか、凄い経験ですね。結果を勝ち取った皆さん、本当におめでとうございます。受験生活を走りきった皆さん、よくがんばりました!