「手っ取り早く暗記したい…」
「暗記法おしえて」
子どもたちによく聞かれます。面倒くさいんでしょうね。
○○暗記法って確かに世の中にたくさんありますが、どういうわけか受験指導に組み込まれたことないですね。やはり、だれにでも有効な方法ってないんでしょう。人それぞれなんでしょうね。
結局、単純。覚えるまで書く。
英単語にしろ、漢字にしろ、書いて書いて、書きまくるしかないのでしょうか。そのとおりですね。では、何回書くのか。覚えるまで書くのです。10回書いて覚えられない人は、20回書いてください。20回書いて覚えられない人は、30回書いてください。
わたしは、次のように勧めています。たとえば、10問の単語を覚える場合、
- まずひととおり、覚えたと思えるまで練習。
- 1回テストしてみる。
- 間違えた単語を、覚えたと思うまで練習。
- またテストしてみる。
- 間違えた単語を、覚えたと思うまで練習。
- またテストしてみる。
- 10点満点をとれるまで、繰り返す。
こんな感じです。何の変哲もない方法ですが、自分が覚えたことを何度もテストしてチェックするのが、ミソですかね。それでも、なんてことない方法ですよね。ブログに書くまでもないですね、すみません。結局、何度も書いて覚えるしかないんです。
あと、書く時声に出して、単語を読みながら書くことを勧めています。五感を刺激しながら書くと覚えやすいです。
記憶力の悪い子っているのか
わたしは覚えが悪い、といって、冒頭に記したように「手っ取り早く暗記したい…」とか「暗記法おしえて」という子はたいてい、覚えるまで書いていません。覚える前にその努力をやめています。覚える人は、覚えるまでやっています。記憶力の差というより記憶しようとする努力の差です。
その努力を続けると、だんだん少ない時間で覚えられるようになってきます。脳が鍛えられてくるんでしょうかね。特に英単語などは、発音を聞いただけで、スペルがわかるようになってきたりします。
だから、「四の五の言わずに、まずやんなさい!」と生徒たちには言っています。それでもやらない子はいつまでたっても、受験直前まで単語練習です。
それで、結論。
手っ取り早い記憶法?そんなことを考えている暇があるなら、一つでも単語を覚えなさい。それが、記憶力を高める一番の方法です。