中学生に理科を教える機会が結構あります。
この教科、わたしは得点し易い科目だと思います。はっきり言って、おいしい科目です。
なぜそう思うのか。
覚えることは社会ほど多くない
生物分野などは覚えることがありますが、社会ほど多くはありません。図や写真と一緒に覚えることも多く、その分イメージしやすいと思います。ぜひ、絵や表をかきながら、覚えてほしいです。
計算は数学ほど難しくない
物理分野、地学分野などでは計算が出てきますが、これも数学ほど難しくありません。小学生の算数で対応できます。ややこしそうに見えますが、小数計算など基本的な計算ばかりです。また、気象の湿度の計算、物質の密度の計算、オームの法則の計算など、そんなに計算力は要らないです。
いろいろな単元がある
「覚える系単元」「計算系単元」などいろいろな単元があるので、不得意単元があっても得意単元を作っておくと、それでカバーできます。入試ではたいていどの単元もまんべんなく出題されますので、全部ダメだった、ということにはなりません。得意分野の問題が必ず出てきます。
苦手意識があるならまずは一つの単元を確実に
苦手意識のある子には、まず「覚える系」(生物分野など)に取り組むことを勧めています。「計算系」は後回しでいいです。
得意な人は満点を狙ってほしいですが、実験や観察の問題などで長文の問題がありますので「慣れ」が必要ですね。